横浜の産業貿易センターで開催された第2回フィジーパール入札会に参加した。昨年より、フィジーパールの入手は入札形式となった。ひとつの養殖場からあがる年間浜揚げ量が限られている上に、国内外16社が参加するオークションは最後まで気が抜けない。開票後も各々のビット金額や掛け率を見ながら変更をしてゆかないと、全く落札できないこともありうる。
当社が欲しいところは、ルースなどの素材では無く、すでに連組みされたチョーカーの束だ。それらの開票は後半に集中していたため、針のむしろに座っているような2時間を過ごした。
昨日の山羊座の運勢は一位。勝ち色の赤い時計バンドを付け、落札できた自分をイメージングしながらのぞんだ。(笑) 結果、ほぼ指し値で落札出来、ホッと胸をなで下ろした。
ヨーロッパ、アメリカ勢はやはり大珠の素材に集中。日本の業者も輸出向けを意識しての素材を取るところが多く、欲しいところがうまく棲み分けできていたのが勝因かも知れない。ただし今後の動静はまったく見えない。真珠の商売というのは、入札会でのバクチ的な要素を含めて動向が見えない、そこが一番怖い。
終了後のパーティでは、フィジー大使と歓談し、やはり「カラフルなフィジーパール」としてブランド化しているマラマをもっとプロモーションしてゆきたいという話になった。まだまだマーケットは広く、コマーシャルすべきことはたくさんありそうだ。